労災(労働者災害補償保険)

労災は正社員・パートタイマー・アルバイトなど、
役員・社長以外の全ての人が受けられます。
また、たとえ会社が労災の保険料を払っていなかったとしても受けられます。

もしかして労災!?

通常、会社は社員が労災申請する際には協力する義務があります。
しかし、実際には協力もせず、労災申請をしぶることがほとんどです。

過去に私が実際にあった例では、
激務のため、通勤途中に事故を起こし病院に行った方が、
労災という発想もなく、
会社側は状況をわかっていながら本人から申請がなかったため
そのままにしていたということがあります。
その件については、実際に労災になる旨を会社側、当人ともに
お伝えしましたが、
結果的に当人が申請しない流れになったと聞きました。

ではなぜ会社は労災申請に協力するどころかしぶるのか?
1つは一般的に知られている通り、評判が落ちるという点です。
もう1つは保険料率が高くなるという点です。

労災認定され、休養中である場合、
出勤可能になってから30日間は会社はその社員を解雇することはできません。


通勤災害

通勤とは仕事をするための移動、または終わって帰るための移動で、
住居と会社間を合理的な経路と方法で往復することをいいます。

合理的な経路と方法でなので、
寄り道した場合にはそれ以降は通勤ではなくなります。

例外として、日常生活で必要な行為のうち最低限度のもので、
厚生労働省が定めるものであれば、経路を戻ったときから通勤に戻ります。

・日用品の購入やそれに順ずる行為
・公共職業能力開発施設における職業訓練
・規定の学校において行われる教育その他これらに準ずる教育訓練であって
 職業能力の開発向上に資するもの
・選挙権の行使その他これに準ずる行為
・病院又は診療所において診察を受けることその他これに準ずる行為

通勤災害で労災保険を使っても、労災保険料は上がらないと聞いています。
この辺りに詳しい人は会社内にはほとんどいないため、
労災がとにかくダメと思っている人も多いようです。

いずれにしても、通勤災害の認定事例は非常に細かいため、
専門家に聞いてみることが大事だといえます。


業務災害

業務災害とは業務を行っていたために被ったけがや病気のことです。
本来の業務に付随する準備や片付けなども業務に含まれます。

最近では職場を原因とするうつ病に対しても
労災申請が通る例が出始めているようです。

職場ストレスが原因でうつ病になって労災申請する場合、
発病の原因、時期についてなど、一般よりも状況は複雑になってきます。
特に発病6ヶ月以内のストレス状態によっては
労災認定されないというケースも耳にします。
経験のある専門家に相談することをおすすめします。





サイトマップ

準備編

1. 現状分析
 会社を辞める理由は?
 ├病気
 ├うつ
 ├やる気
 ├将来性
 ├人間関係
 ├時間
 ├家族
 └おかね
 労災(労働者災害補償保険)
 ├もしかして労災!?
 ├通勤災害
 └業務災害
 知識・技術・できることの確認

2. 情報収集
 就業規則の確認
 ├労働契約の期間の定めは?
 ├解雇要件は?
 ├有給休暇については?
 ├雇用保険は?
 └退職金制度は?
 安直な起業、ノウハウ本、情報商材はNG

3. 計画作成
 ライフプラン・キャリアプランの作成
 人脈の整理、再構築
 転職先は?
 └通知義務がある!?
 会社を辞めた後の住まいは?
 預貯金や緊急時の資産は?
 公的保険(健康保険)を考える
 私的保険を考える
 ローンは?
 ボーナスをもらう、もらわない、もらえない!?
 クレジットカードは?

4. 実行直後
 退職の表明は最後の最後にしてください
 意外と評価がうなぎのぼり?

5. いざ!退職!!
 退職を誰に告げる?






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