公的保険(健康保険)を考える

この時点で、健康保険について考える必要があると思っている人はほぼいません。
それが事実です。
しかし、もし本当に自分の生活や財産を守りたいと思うのならば、
この時点で、概要と方向性をおさえておきましょう!

日本の公的保険は非常に手厚く、国民皆保険制度によって
退職後も健康保険には加入することになります。
退職の翌日から転職する場合を除いて、選択肢としては次の3つを考えていくことになります。

この中で、選べるのであればとても選びやすいものはもちろん
家族の扶養に入るです!
配偶者や親・こどもの扶養に入ることができれば、
保険料は不要となります!
注意点としては、失業給付や公的年金も被扶養者としての年収基準に含まれるという点です。

次に考えるべきは、
任意継続被保険者制度を利用するか
国民健康保険に入るか、どちらがより自分に適しているか考えることになります。

任意継続被保険者となるためには要件があります。

要件は以下の2つです。
資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があること。
資格喪失日から20日以内に申請すること。

そして、選択の基準はもちろん金額もありますが、
実は内容も重要です!

金額についてですが、一般的な説明では
退職後の健康保険料は全額自己負担のため今払っている額の2倍になる
と説明されることが多いと思います。
しかし、健康保険料には上限があります!ココがポイントです。

上限の金額は、都道府県、年齢、月などの条件によって異なりますが、
おおむね26,000円 ~ 33,000円となります。

これと国民健康保険の保険料を比べて、
どのくらい金額が違うのか、
そして、どのくらい内容が違うのか、
しっかり考えてから選ぶことが重要になります。
※ 国民健康保険の保険料は市区町村により異なります。

また、任意継続被保険者の場合、原則として在職中の方と同様の保険給付がありますが、
傷病手当金、出産手当金は受けられないという注意点があります。





サイトマップ

準備編

1. 現状分析
 会社を辞める理由は?
 ├病気
 ├うつ
 ├やる気
 ├将来性
 ├人間関係
 ├時間
 ├家族
 └おかね
 労災(労働者災害補償保険)
 ├もしかして労災!?
 ├通勤災害
 └業務災害
 知識・技術・できることの確認

2. 情報収集
 就業規則の確認
 ├労働契約の期間の定めは?
 ├解雇要件は?
 ├有給休暇については?
 ├雇用保険は?
 └退職金制度は?
 安直な起業、ノウハウ本、情報商材はNG

3. 計画作成
 ライフプラン・キャリアプランの作成
 人脈の整理、再構築
 転職先は?
 └通知義務がある!?
 会社を辞めた後の住まいは?
 預貯金や緊急時の資産は?
 公的保険(健康保険)を考える
 私的保険を考える
 ローンは?
 ボーナスをもらう、もらわない、もらえない!?
 クレジットカードは?

4. 実行直後
 退職の表明は最後の最後にしてください
 意外と評価がうなぎのぼり?

5. いざ!退職!!
 退職を誰に告げる?






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